画面内の輝度差はあまりないサンプルだが、階調の豊富さは見て取れる。かなり寄っての撮影だが、他の焦点距離では出せない雰囲気である。
さすがに21mmということもありボケ量もソコソコなのだが、寄ると思ったより大きなボケが得られる。あくまで個人的な意見だが、上のカットのように寄っての撮影よりは、1m-3m程度からの距離にて開放で撮ると面白いように思う。
人それぞれ感じ方はあると思うが、21mmは撮影者が眼前の光景と一体化できる画角をもたらす。そしてf1.4で実現するボケ表現は、見るものに対して視線を導きやすい。・・・といっても、他の焦点距離によるボケ表現とは少々訳が違う。引いてのボケ表現は撮影者から被写体への距離を見るものに感じさせ、寄ってのボケ表現はもう少し長い焦点距離のものに背景を取り込んだ表現となる。前者の方がより傾向としては強いのだが、両者に共通するのは撮影者の素の距離感が写り込みやすいということだろう。ディスタンス・ニアイコール・スタンスといったところか。これまでf1.4/21mmといったスペックのレンズは存在しなかったわけで、こんなレンズを世に送り出したライカ社に拍手を送りたい。低照度下の超広角撮影を手助けすることはもちろん、個人的に感じたことに過ぎない前述のような表現手法がこれから多々出てきて楽しめるのではないだろうか。描写特性の方は、絞り開放から実にシャープ、周辺光量はさすがに落ちるが2段以上絞り込むことで改善してくる。階調も豊富でボケ味も「これが21mmなのか?」といったスムーズさだ。非常に大きな鏡胴が気にかかるが、21mmでは外付けファインダーのお世話になるためファインダー視野が蹴られるわけでもなくハンドリング以外は気にならないだろう。溜息が出るような価格だが、それに見合う魅力を持つレンズである。
神戸で最も古いといわれる「アカデミーバー」にて。かなりの暗がりだが、手持ち撮影を可能にしてくれる。
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本レンズはシリーズ8の落とし込みフィルターとなります。M8/M8.2をご使用の方へ。
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外付けファインダーの見え方こそ、撮影時のフィーリングを左右する一大事。見えは抜群です。
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小さくて見えが抜群のフォクトレンダー銘外部ファインダー。なかなかおしゃれです。ブラックボディのカメラに。
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15/18/21/25/28/35ミリに対応。Type-Aは、デジタルカメラのイメージサイズに対応した(1.3倍、1.5倍)の焦点距離を装備。つまり、M8/M8.2/M9とフィルムボディ(フルサイズ)用となります。フォクトレンダーも憎いですね、値が張りますが1つあると最高に便利。
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15/18/21/25/28/35ミリに対応。Type-Bは、デジタルカメラのイメージサイズに対応した(1.5倍、2倍)の焦点距離を装備。つまり、R-D1(S/X)/フォーサーズ/M9とフィルムボディ(フルサイズ)用となります。フォクトレンダーも憎いですね、まさしくレンズグルメの皆様向けの逸品。
他をおすすめしようがないので、あえておすすめしません。まっすぐこのレンズを見つめてください。
ライカも凄まじいレンズをリリースしたものです。間違いなく世界に1本のスペック。これだけでアタックする価値のある1本。其処に山があるから登るのです。そこに大口径があるから買うのです。・・・なんてことはさておき、間違いなくこのレンズでしか撮れない世界があります。
ブラック
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