おや、更新が早い? ほんとうはこれ、もっとやりたいのです。ライカのことをほとんど知らずに飛び込んだ私ですけれども、ほんとうに買って良かったなと思っています。ですから「ライカは気になるけど、ちょっと高いな」と感じている方や「いつかは買いたいけれど、いったいそれはいつ?」みたいな方に、ご自身が手にしたつもりになって、ライカのある暮らしをイメージしていただければなぁと思って書いております。ボディを買ったはいいけれど、レンズをなかなか買い足せないでいるというのも、リアリティがありますよね。オールドレンズ? ええ、まだ買えておりません。

ところで日中に忙しく仕事をしておりますと、一息つけるのは夜になります。ライカを手にしてシャッターを切れるのも、そんな時間になってから。今回はそんなタイミングに撮ってきた写真を並べてみることにしました。光量の少ないシーンで色やノイズに気をつかわなければいけないとき、いっそ白黒にしてしまうというのもなかなか面白いのです。今回の写真は、Leica M-Eに搭載された「ビンテージ白黒」を使ってみました。

ライカで写す、モノクロームの世界。

撮影条件が難しくなる夜という時間は、ライカで撮影するにはぴったりの時間です。AFが迷うことはない・・・というよりそもそもオートフォーカスではありませんし、二重像を合致させるレンジファインダーのフォーカスはピントを合わせたい「縦のライン」さえ見つければ、光の乏しいシーンでも確実なピント合わせができます。そもそもピントが合っていなくたってシャッターが切れるのですから、とにかくシャッターを切ればいいのです。

カラーだったら色とりどりの瓶に目がいってしまうのですが、モノクロで撮れば光と影の織り成すシルエットに意識が向かいます。少し暖かみのあるビンテージ白黒の雰囲気は、カラーでは得られない世界で楽しいですね。白黒で撮影していると、カラーとは違う意識で被写体を選ばなければいけないと感じます。

今回の作例は、ほぼISO1600での撮影です。白黒写真なら感度を上げてもノイズを気にしなくてよいのは楽しいですね。ノイズが乗ったほうがむしろ写真らしくなって格好いいと思うのは、私だけでしょうか。ISO1600でも、少々滑らかすぎるぐらいです。

白黒のポートレートというのも、雰囲気があっていいですね。ビンテージ白黒のカラーがそうさせるのかもしれません。

夜といえば、神社は本来、夜に参拝するものなのだそうです。なんでも神様は夜に起きていらっしゃっるとか。というわけで、先日浅草の鷲神社の酉の市に行ってまいりました。しあわせを掻き込むお祭りだけあって皆いい笑顔でした。

いかがでしょう、ライカで、あえてモノクロで撮るのもなかなか楽しいですよね。ライカにはMモノクロームというモノクロしか写らないモデルもあるようです。興味はありますが、自分にはまだM-Eの白黒で十分です。レンズを増やすことが先決でしょう。この冬になんとか、などと考えながら帰宅してみると・・・

またこんなオチか、と言われるでしょう。ええ、自分も驚きました。何も知らずに突然クレーンでピアノが搬入されてくると、人間は言葉を失うものです。「ピアノを習いたい」と言い出した娘への未来の投資となると、勘定奉行の決断は早いのでした。まあ、私が「レンズが欲しい」と言い出すのとは、訳が違いますよね。レンズは来年のお楽しみとして、年末は鳴り響くピアノの音を肴としましょう。

本年はお付き合いいただき誠にありがとうございました。来年ももちろん続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

(写真・文:Z II)

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ビンテージ白黒、なかなかです。楽しいカメラですよ。

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最初のライカレンズにいかがでしょうか。コンパクトでルックスも最高です。

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