リコーGXRにMマウントのユニットが登場。それもローパスレスで。APS-Cサイズのセンサーを搭載するため、トリムもさほど気にならない。ローパスレスとなれば俄然気になる方も多いのではないだろうか。ご厚意にて試作機を貸し出していただけたため、ありとあらゆるレンズを取り付けての長期レポートをお届けしたい。記念すべき第一弾は、CONTAX Gシリーズ用 Hologon 16mmである。もちろんマウント改造レンズ。GXRに付属するレンズ後玉飛び出しチェッカー!?では、後玉を保護するガード部分が微妙にハミ出す。まさかチェッカーもギリギリで作らないだろう、と、マウントしてみると問題なく付いた。但し、このあたりはメーカー保証外であり自己責任なので、そのあたり重々ご承知いただきたい(試作機をお借りしてなんてことを。お許しください。)

Hologon16mmは、EPSON R-D1xG , LEICA M8 , LEICA M9(M9-P)でもマウントは怪しい。マウントできても、まずまともに露出計は動かないし、M8/M9(M9-P)では、派手に画面四隅で色転びが起こる。それにフイルムで撮っていたときのような上がりにはどうしてもならない。デジタルとはどうも相性が悪い気がするのだ。今回GXR MOUNT A12にマウントして使ってみたところ、思いの外相性がよい。画角も24mm程度になるため、普段使いにも丁度良く、かつ、このコンパクトさはありがたい。元々非常に固いレンズだが、ハイライトが滲むことで独特の描写になる面も再現されるし、立体感があり、歪曲が殆ど感じられない特性も健在だ。マウントしたときのルックスも上々。これは定番レンズになりそうである。

(文/編集部K)


真っ直ぐが真っ直ぐに写るのは気持ちよい。

現像時にノイズを載せた。かなりコントラストは追い込んでいるが、中間のトーンがわりと厚いため、モノクロに向いてるユニットだ。

なかなかの質感である。目測で、超広角だが、真のピントは一点しかないことがよくわかる。

リコー GXR [ボディ]
ボディがなければレンズをマウントできません。しかし驚きの価格です。

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リコー GXR MOUNT A12 [レンズマウントユニット ライカMマウント対応]
ローパスレスで出しちゃダメですよ、リコーさん。ねえ、みなさん。

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