露出がマニュアルで決められます。
絞り優先AE/SS優先AEとモードが選べます。露出補正は背面液晶を見ながらショートカットボタンからメニュー操作となりますが、まどろっこしくはありません。

25-300mm相当のズームは使いでがあります。手ぶれ補正も実によく効いて低照度下のテレ端でも結構止まります。
周辺が若干ですが、甘めの描写だったりするので、少しだけ絞り込んで使うのが吉。手ぶれ補正機構が落ち込むシャッタースピードをアシスト。旅先で突発的に300mm相当まで欲しくなるときは必ずあります。25-300mm相当まで撮れてこのコンパクトさは本当に重宝します。

GPSは、結構楽しい。
GPS機能を搭載し、撮影地を記録できます。見知らぬ土地で、フイルム/デジタルM型ライカで撮影した際に、V-LUX20でも押さえておくと、あとでどこで撮影したか一目瞭然。

M型ライカにもう一台連れて行く。どうしても持てないときに、V-LUX20を1台連れて行く。そんなライブにガンガンに撮るあなたに「スーパーサブ」機どうでしょう。
フイルムMでは露出計代わりに。フイルム/デジタル共に、寄りたいとき、引き寄せたいときに。GPSというおまけつき。レンズ性能もそれなり以上ですし、コンパクトデジタルのセンサーサイズなら、倍率の下がったズーム若しくは単焦点という、更に高級なコンパクトデジタルも考えられなくもないですが、V-LUX20はよい落としどころではないでしょうか。画ですか? 作例のとおり、最近のコンパクトデジタルの写りにはびっくりします。ちなみに上から3カット目、最終カットなどはレタッチを施し、モノクロ化していますが、階調を整えるべく露出選択さえ気をつければ、レタッチに対する許容度も高い画です。今回、羽田→福岡→大分→福岡→大阪→羽田と、1泊2日の超強行軍出張にこれ1台を持って出ました。カメラを持っていく余裕はまるでなかったのですが、移動しながら忙しなくでも写真が撮れるのは嬉しいですね。何かひとつ、コンパクトデジタルが欲しい人におすすめのカメラです。(文/写真:K)


日頃の記録用に、25-300mm相当、寄れる、手ぶれ補正、GPS。
これは便利な1台。このルックス、流石によい仕事ですね。

※残念ながら販売終了となりました。

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